仕事の流儀~PART2

前回の記事の続きです。

 

長短二本の移動平均線の位置(上下)関係から現在のトレンドを判定するプログラムが実行されるのに、メタトレーダーでどれほどの時間がかかるのでしょうか。

 

まずは、すべてスタート関数内にプログラムを書いた場合です。

一回だけではあまりにも短時間なので、同じ処理を100000回繰り返して、その所要時間を計測してみました。

上の画像が示すように、0.031秒かかりました。

 

では次に、スタート関数外にオリジナル関数を宣言した場合はどうでしょうか。

0.047秒かかりました。

 

では最後に、ライブラリー関数を利用した場合はどうでしょうか。

0.109秒もかかりました。

 

これらの実験から、メタトレーダーでは、なるべくスタート関数内にプログラムを書いた方がお客様のためになる、ということが言えるわけです。

 

そんなことにもこだわるのが、私の仕事の流儀なのです。

 

オリジナル関数やライブラリー関数を多用した、いわゆる ”インスタントEA” がお客様にとって不利益なのは、まだ他にも例があります。

 

次回の記事もお楽しみに。

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コメント: 2
  • #1

    TORA-san (金曜日, 09 8月 2013 14:25)

    はじめまして。
     TORA-san(自分をsan付けで呼ぶのもなんですが。。。)と申します。
    こんなFXの日記の時から、いつもためになる記事をUPしていただき、
    EAを自作する際にはたびたび参考にさせていただいております。
    これからも、更新記事を楽しみにしております。

  • #2

    easakuseidaiko (土曜日, 10 8月 2013 15:56)

    >TORA-sanさん
    コメントありがとうございます。
    少しブログを拝読させていただきましたが、なかなか興味深く、かつ、ハイレベルなサイトですね。
    近いうちに、Ku_Chartを上回るような凄いインジケーターを作成してアップしようと企んでいるのですが、時間とスキルが足りなくてモタモタしています。^^;
    ときどきそちらへ乱入するかも知れませんが、よろしくお願いいたします。
    ちなみに、私も自分にchanづけしています。(笑)