iCustom()関数を使用する際のカスタムインジケーターのパラメーターについて

iCustom()関数を利用して、元のインジケーターから必要なデータをEAへ呼び出してプログラムを組むのはよく知られた手法です。

 

このiCustom()関数では、元のインジケーターのパラメーターを変更することもできるわけですが、その場合、

 

元のインジケーター内部パラメーターの数値

元のインジケーター外部パラメーターの数値

EAのiCustom()関数の内部パラメーターの数値

EAのiCustom()関数の外部パラメーターの数値

 

がそれぞれ異なる場合に、その優先適用順位はどうなっているのでしょうか。

 

実験してみました。

 

実験結果その1

 

①=「10」

②=「10」

③=無し

④=無し

 

この場合、EA上では「10」で計算されました。

 

実験結果その2

 

①=「10」

②=「5」

③=無し

④=無し

 

この場合、EA上では「10」で計算されました。

 

実験結果その3

 

①=「10」

②=「10」

③=「7」

④=「7」

 

この場合、EA上では「7」で計算されました。

 

実験結果その4

 

①=「10」

②=「10」

③=「5」

④=「3」

 

この場合、EA上では「3」で計算されました。

 

要するに、競合した場合には、元のインジケーターの外部パラメーターはことごとく無効で、EAのiCustom()関数の外部パラメーターが最優先適用される、ということですね。