週末は証券会社がお休みなので、メタトレーダーのチャートも止まってしまい、自作のEAやインジケーターの稼働チェックができず、困ることがあります。
EAの場合には、ストラタジーテスターでほぼ稼働チェックはできるので、まだよいのですが、インジケーターの稼働チェックはチャートが動いていないと困ります。
そんなときには、通常のチャートではなく、ストラタジーテスターのビジュアルモードをうまく使って稼働チェックをすることができます。
まずは、ストラタジーテスターのビジュアルモードでティックを呼び出すために、「TickChecker」という、ちょっと特殊なEAを作ります。
そうしたら、上の画像のように、ストラタジーテスターに「TickChecker」をセットして、「全ティック」で「ビジュアルモード」を選択して、テスターをスタートします。
すると、ヒストリカルデータ内の4本値がチャートとして表示されてカチャカチャ動き出すので、あとは、稼働チェックをしたいインジケーターを選択して、そのチャートに挿入すれば、ティック変動に合わせてそのインジケーターもいっしょに動いてくれます。
ビジュアルモードのスピードレバーを調整すれば、速度も自由に変えられるので、時間がないときには、通常のチャートで稼働チェックするよりもむしろ重宝します。
また、通常のチャートでは、インジケーターによっては、チャートにセットした後のバー上にしかサインが表示されないものもあります。
上の画像のように、チャートをセットする前のバー上にはサインが表示されず、過去検証をしたいときに不便です。
こんなときにも、前述のビジュアルモードを使ってハイスピードで稼働させれば、
上の画像のように、一瞬にして、過去のローソク足上にすべてサインが表示されます。
ところで、最初にストラタジーテスターにセットした「TickChecker」というEAですが、中身はどんなプログラムになっているかというと、
上の画像のように、実は、何も書かれていません。
要は、ストラタジーテスター上で、ティックごとに読み込まれるEAであれば、どんなものでもビジュアルモードが稼働するので、なるべく軽く稼働させるためには、一番軽いEA、つまり何も書かれていないEAがベストだということです。
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