指値と逆指値の違い

今さらなんでこんな記事を書いたのかというと、きちんと理解していないお客様が時々みえるからです。^^;

人間の本性は、「なるべく安く買って高く売りたい」で、この本性に合致する方向での注文が「指値」で、この本性に逆行する方向での注文が「逆指値」です。


つまり、「指値」=「現在値より下がったら買う」「現在値より上がったら売る」という注文で、「逆指値」=「現在値より上がったら買う」「現在値より下がったら売る」という注文です。


具体例です。


1.現在90円で、85円まで下がれば反転上昇すると期待して、85円での新規買い注文を出すときは、「指値」による新規買い注文。


2.現在90円で、95円まで上がれば反転下降すると期待して、95円での新規売り注文を出すときは、「指値」による新規売り注文。


3.現在90円で、85円まで下がれば下降トレンドになると期待して、85円での新規売り注文を出すときは、「逆指値」による新規売り注文。


4.現在90円で、95円まで上がれば上昇トレンドになると期待して、95円での新規買い注文を出すときは、「逆指値」による新規買い注文。


5.現在90円で、買いポジション中に、85円まで下がると危険なので、85円での決済売り注文を出すときは、「逆指値」による決済売り注文。


6.現在90円で、買いポジション中に、95円まで上がれば十分な利益が得られると判断して、95円での決済売り注文を出すときは、「指値」による決済売り注文。


7.現在90円で、売りポジション中に、85円まで下がれば十分な利益が得られると判断して、85円での決済買い注文を出すときは、「指値」による決済買い注文。


8.現在90円で、売りポジション中に、95円まで上がると危険なので、95円での決済買い注文を出すときは、「逆指値」による決済買い注文。