別におかしいわけではありませんが、MT4標準装備のMACDは、一般的なMACDとは表示のし方が異なります。
まず、MACDチャートの計算式からおさらいしましょう。
MACD値=短期指数平滑移動平均値-長期指数平滑移動平均値
シグナル値=MACD値の単純移動平均値
です。
そして、一般的なMACDチャートでは、
①MACD値を線グラフで
②シグナル値を線グラフで
③①-②をヒストグラムで
それぞれ表示します。
しかし、MT4では、
①MACD値をヒストグラムで
②シグナル値を線グラフで
それぞれ表示しています。
トレーダーとしては、MACD値とシグナル値のゴールデンクロスやデッドクロスがわかればよいわけなので、どちらでも問題はないのですが、「線グラフとヒストグラムのクロス」というのは何かしっくりこないし、一般的なMACDチャートに慣れている方にとっては、MT4のMACDは使いにくいかもですね。
そこで、一般的なMACDチャートと同じ表示をしてくれるインジケーターを作成したので、欲しい方は、こちら から勝手にダウンロードしてください。
上側がMT4標準装備のMACDチャートで、下側が当方作成のMACDチャートです。
以下は、当方作成のMACDインジケーターの外部パラメーターです。
◆ SHORT_EMA = 12
短期指数平滑移動平均線の計算期間を指定してください。
◆ LONG_EMA = 26
長期指数平滑移動平均線の計算期間を指定してください。
◆ SIGNAL = 9
シグナル値を算出するための単純移動平均線の計算期間を指定してください。
◆ PRICE = 0
適用価格を選択してください。
「Close price」…終値
「Open price」…始値
「High price」…高値
「Low price」…安値
「Median price」…(高値+安値)÷2
「Typical price」…(高値+安値+終値)÷3
「Weighted price」…(高値+安値+終値×2)÷4
です。
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