本日はEA4号を紹介します。
直近のボラティリティ指数からトレンドを感知して順張りでエントリーするEAで、売買方向は価格と移動平均線の位置関係で判定します。
↑ こんな感じでエントリーします。
◆検証期間 2016年1月1日~2020年12月31日の5年間
◆通貨ペア USDJPY
◆枚数 0.1ロット=1万通貨
◆時間軸 30分足
◆スプレッド 5ポイント
◆取引回数 437回
◆勝率 55.61%
◆PF 1.45
◆初期口座残高 100万円
◆最大ドローダウン額 2万380円
◆最終口座残高 119万8530円
このEA4号もドローダウンが非常に小さいので、複利にすれば爆発的な利益を期待することができそうです。
また、取引回数も4日に1回くらで、決済幅も40~50PIPSほどなので、スリッページやスプレッドによる誤差も気にしなくてよいでしょう。
さて、本日は前々回の記事で言及したカーブフィッティングについて解説します。
カーブフィッティングとは、移動平均線の計算期間や損切りの幅などのパラメーターを、ある特定の時期だけに合わせて最適化し過ぎたために、他の時期では勝てずに、実運用をはじめたとたんに全く勝てなくなってしまうことを言います。
このカーブフィッティングこそが、我々システムトレーダーにとって最も大きな悩みの一つで、永遠のテーマだと思います。
上の画像をごらんください。
これも当方が作成したとあるEAによるバックテストの資産曲線ですが、赤色の縦線の時期まででパラメーターを最適化し、その後の時期は、その最適化されたパラメーターをそのまま使ってバックテストをしたものです。そして、赤色の縦線よりも後の時期のテストを、一般的にはフォワードテストと呼びます。
パラメーターを1つでも持つEAにはすべて、このようなカーブフィッティングに陥り、悲惨な運命になる可能性があると言えます。
次回は、フォワードテストによる検証を交えながら、システムトレーダーとしてカーブフィッティングから生き残る道を模索したいと思います。
お楽しみに。
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