本日はEA5号の紹介です。
エントリーにはテクニカル指標を一切使用せずに、ローソク足の情報のみで判断して、順張りでエントリーするもので、非常に単純なEAです。
上の画像は直近5年間のバックテストによる資産曲線です。
パフォーマンスレポートは以下の通りでした。
◆検証期間 2016年1月1日~2020年12月31日の5年間
◆通貨ペア USDJPY
◆枚数 0.1ロット=1万通貨
◆時間軸 30分足
◆スプレッド 5ポイント
◆取引回数 928回
◆勝率 58.62%
◆PF 1.74
◆初期口座残高 100万円
◆最大ドローダウン額 5万9570円
◆最終口座残高 203万7410円
取引回数が少し多いのが気になりますが、2日に1回ほどの取引頻度で決済幅は20PIPSから60PIPSくらいはあるので、スリッページやスプレッドによる弊害はどうにかクリアできるかと思います。勝率も60%近くあり、運用していてストレスもたまらないかと思います。
これまで当方が開発したEAの中で最も優秀なものです。
さっそく、フォワードテストの結果を見てみましょう。
ルールは、2018年1月1日~2019年12月31日までの2年間でパラメーターを最適化して、その同じパラメーターのまま次の1年間でフォワードテストをする、というものです。
上の画像の赤色の縦線のところで、バックテストからフォワードテストへ切り替わっていますが、ちゃんと利益を出し続けているようですね。
他の期間でもいくつかフォワードテストをしてみましたが、このEAは、直近の2年間でパラメーターを最適化すれば、その後は概ね1年ほどは同じように利益を出し続けて、その後は賞味期限切れとなり、利益を出せなくなるようです。
なので、もしもこのEAを運用するのであれば、直近2年間でのパラメーターの最適化を1年ごとにやり直して、それを繰り返せばよいことになります。これをパラメーターの定期的最適化といいます。
これまでの私の経験では、ざっくりですが、
①パラメーターの定期的最適化を繰り返さなくても勝ち続けるEA…ほぼ0%
②パラメーターの定期的最適化を繰り返しても勝てないEA…95%程度
③パラメーターの定期的最適化を繰り返せば勝ち続けるEA…5%程度
といった感じです。
次回は、これまで紹介したEA1号~4号のフォワードテストもしてみたいと思います。
お楽しみに。
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