本日は、これまで紹介したEA1号~4号までのフォワードテストの結果などを紹介します(5号については前回の記事で紹介済み)。
ルールは、2018年1月1日~2019年12月31日までの2年間でパラメーターの最適化を行い、その同じパラメーターのまま2020年の1年間でテストする、ということにします。
上の画像はEA1号の結果です。赤色の縦線のところでバックテストからフォワードテストへ切り替わっています。
大きなドローダウンが発生していますが、どうにか黒字で終わっています。
他の期間でも検証しましたが、このEAは、半年ほどは利益を出し続けてくれるようです。
上の画像はEA2号の結果です。1号と資産曲線がよく似ていますね。どちらも移動平均線を利用したトレンドフォロー系なので、勝ち負けのタイミングも同じようになるのかも知れません。
他の期間でも検証すると、このEAは、概ね1年間は持ちこたえてくれるようです。
上の画像はEA3号の結果です。残念ながら賞味期限は半年ほどですね。他の期間でも賞味期限は概ね半年ほどでした。
上の画像はEA4号です。
他の期間でも検証すると、賞味期限は概ね半年~10カ月ほどでした。
以上のように、賞味期限はEAによってかなりバラつきがありますし、同じEAでも時期によって賞味期限の長さはかなり変わります。なので、EAごとにいくつか異なる時期でフォワードテストをしてみて、たとえば、賞味期限が一番短かった期間が半年なら、半年ごとに最適化をやり直せばよいのかなと思います。
一方、フォワードテストのルールですが、いずれも、「直近2年間でパラメーターの最適化をして次の1年でテスト」ということで今回は統一しましたが、このやり方が正解だというわけでは決してありません。EAによっては直近1年で最適化したり、直近半年で最適化した方がよいものもあるのかも知れませんし、逆にもっと長期間で最適化した方がよいものもあるのかも知れません。このへんはもっと研究が必要でしょう。
次回はEA6号の紹介と、最適化の有効な方法について考察してみたいと思います。
お楽しみに。
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