ご承知のように、メタトレーダーでは、(逆)指値決済時に分割決済はできませんが、成行き決済であれば分割決済をすることができます。
本日のテーマは、成行きによる分割決済をしたときに、注文番号(チケット番号)はどのように割り振られるのか、ということです。
一般のトレーダーの方にとっては、どうでもいいテーマですが、EAをプログラムする人にとっては重要なテーマとなります。これを正確に知っていないとちゃんとしたEAはできませんからね。
まずは、0.02ロットで発注します。
上の画像のように、「161862286」という注文番号が割り振られました。
次に、このポジションを0.01ロット分だけ成行き決済をしてみます。
すると、上の画像のように、残りの0.01ロットのポジションは、「161862304」という新しい注文番号が割り振られます。
このポジションのコメント覧を見ると、
上の画像のように、元の注文番号が控えられています。
次に、この残りのポジションも成行きで決済すると、
上の画像のように、ヒストリープール=口座履歴のところに、それぞれ別々の注文番号が割り振られたかたちで記録されていることがわかります。
なので、たとえば、0.02ロットのポジションが1つあるとして、そのポジションを、
①半分だけ決済して
②残りの半分をブレイクイーブン(建値移動)にする
というプログラムを書きたいときは、
先に①半分決済をしてから、②ブレイクイーブン処理をしようとすると、①の時点で残りの半分のポジションの注文番号が変わってしまうため、プログラムが複雑になってしまいます。
どうすりゃいいかというと、先に②ブレークイーブン処理をしてから、その後で①半分決済をすればプログラムが楽にできます。
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